このネイビーのエレファント(ゾウ皮革)レザーは希少です。
何故ならば、エキゾチックレザーの中でも特にエレファントレザーはワシントン条約で世界的に取引を厳しく規制されているのと、ここまで綺麗で無傷なエレファントレザーは更に価値が高く、またネイビーカラーはレア色の1色ですので希少な皮革です。
数十年前、ゾウ革と言えば丈夫さに比例した重みがありましたが、近年なめし技術や加工技術の進化により、革の性質は変わらず軽量に成功しています。
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ゾウのイメージ通り丈夫さが特長で、摩擦や傷にも強く耐久性に優れています。コシのある質感と独特のざらっとした手触りが魅力的です。またベロアやコシの強いスエードの様な起毛感があり、使い続けるうちに起毛感は落ち着き、手の脂でツヤが出て他のエキゾチックレザーには見ない経年変化を楽しめます。
数十年前はゾウ革と言えば、丈夫さに比例した重みがありましたが、近年はなめし技術や加工技術の進化により、革の性質は変わらず軽量に成功しています。
今回のステッチ(糸) x カラーコーディネート
?️12時側の右側→青色の糸で手縫い
?️それ以外→グレイ色の糸で手縫い
究極のワンサイズ(小穴1穴)仕上げ x 社外Dバックル。
裏から見ても美しいハンドステッチで仕上げました。裏地はエルメスレザーのオレンジでコーディネート。
エレファントレザーはエキゾチックレザーの中で特に腑(部位・スジの流れ)の場所により全く違う表情表現をするので、だからこそ
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「この辺りの腑の表情がカッコいい…..」など
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打ち合わせではお客様と盛り上がれるところもオーダーメイドの良いところ。
でもフルオーダーは細かい内容を次々に決めていかなくてはいけない。
今回は私のストラップを取り付けてサイズがぴったりそうと思い、取り付けるとジャストフィット。ピッタリ。でしたので、社外Dバックルと究極の小穴1穴で仕上げました。
糸選び、裏地はエルメスレザー。
サイズ出ししたのと、実際の(私の)ストラップを取り付けた時のサイズを比べると誤差は6mmの違いで「スゲー」優越感に浸っていました笑。やはりワンサイズ(小穴1穴)は難しい…。0mmが完璧ですからね。
今回のは特に難しいと言い訳しますと、アップルウォッチのストラップはラバーストラップからのレザーストラップにする場合、本体に金具を付けるのでその金具のバネ棒のところから…..はい、言い訳です。
コバインクの色選び。
もちろん遊革の裏のステッチの色も選べます。
こちらは青色です。
アップルウォッチでネイビー色のエレファントレザーはいない!笑。しかもワンサイズ。
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色々とアドバイスをしながら、打ち合わせで決めた内容を全て要望通りに進めていく作業も大変ですが、何にも決まっていない「0」の状態で来たお客様も全て決まればその味わったプロセスは癖になると思います。
何れにしてもお客様の要望通りに一生懸命仕上げてお客様に喜んで頂くことが一番です。
ご用命ありがとうございます。