↑当アトリエ制作後の完成画像です↑
↓他社制作の画像です↓
HP問い合わせで遠方のお客様からの問い合わせでした。
何れにしてもこの形状でガルーシャは難しいですので経験値とセンスが無ければ仕上がりません。お客様は他社で製作したこのストラップに満足がいってないようでお電話で色々とお伺いしました。
色々と言いたい事はありますが、他社が作った事に対して、うちのHP上で言いたくないのですが、何が違うのか伝えないと分からないので、、失礼します。画像でも比べてみて頂ければと思います。
コバがガルーシャの隙間に滲んでいます。
裏地が別物に後付けした様なサイズ感、デザインになっています。
ガルーシャではなく牛革でバネ棒(エンドの仕上げ)を巻いているので、耐久性でも弱い仕上がりです。牛革が伸びてとても不安定な感じでした。
Dバックルで見えなくなりますが、仕上げがno good.
もちろん純正ラバーストラップを参考にして作るのですが先程言った様に、裏地の牛革が後付けの様なデザイン、仕上がりになってしまっている。
他社が製作されたストラップについて、これ以上は割愛致します。
↓お待たせしました↓
↓ここからmade by FULLBRIDGE です ↓
もちろん何を目標にするかと言うと、純正ストラップです。お客様から特別な指示や考え、デザイン、方向性が無い限り、基本的には純正ストラップのサイズ、厚みを目標に仕上げていきます。その他こうした方が良いなど、何か気になるところがあればその時に私がお客様に伝え組み上げていきます。当アトリエにメニューは一切ありません。
純正Dバックルが綺麗に入る様に全てガルーシャでエンドまで純正ストラップの形状、厚みで仕上げます。ガルーシャは人間の歯や骨と同じ素材のリン酸カルシウムで覆われているので加工が非常に難しく手間がかかるので、慣れていないところではこの様な変わった形状(または超高級時計)の加工制作は無理、または難しいと思います。
究極言うと、いくら牛革やクロコダイルで綺麗に作れるところでもガルーシャ(またはイバラエイ、スタースティングレイ、カイラギ梅花皮)は全く別物なので無理だし、相当根性あっても何れ挫折し完成まで作れません。または、財布や小物は良く作って、時計ストラップを作り慣れていなければ、このレベルのストラップは不可能になります。完成してもどこか不安定な形状、仕上がり、そしてダサいになると思います。何を言っても最終的には作り手のセンスと感覚、経験値、どんだけ難しい加工をしてきたか。そして本当の最終的な答えはお客様が受け取って満足以上の興奮して喜んで頂けたかです。そこに到達すれば労を費やした対価や満足感が得られ、大変だったけど頑張って良かったと思います。
エヴォスクエアは切り込みがガッツリ入っているのでガルーシャ加工では世界レベルで難しい加工、形状です。時計本体はダイヤモンドで重いので、ガルーシャだけですと不安なのでワンオフパーツを移植して内部を強化補強しました。この辺りは時計本体とストラップの接合部分の方法や形状なども理解、経験していないとお客様に言えない事ですし、他社では表現や仕上げが難しいと思います。
コバインクも全く滲んでいません。色が違う場合は気を使います。毎回何かしら追加で上達します。感謝です。日々成長、そして追加、そして修正。
裏地はラバーを、お客様はチョイスされました。
カラーコーディネートが大人エロい。
純正Dバックルも綺麗に移植します。ワンサイズなのでサイズ感にシビアなります。何度も確認致します。失敗は許されません。
このモデルで純正ダイヤモンドなので世界レベルでも元々激レアな時計ですが、更に真の唯一無二な時計になりました。もちろんDバックルにも純正ダイヤモンドが留まっています。ギラギラです。
裏スケ、美しい。見てしまいます。
時計好きな方は確実に見てしまいますね。直ぐには分からないモデルなので、どこの時計なんだろう？って。
タイミングが良いと、こんな3ショットが撮れます。
クストス／エヴォスクエア
パテックフィリップ／ワールドタイム
ロジェデュブイ／エクスカリバー
なかなかレアな時計にも関わらず、更にオールガルーシャストラップ。なかなか揃わない、出会わない、一生出会えないレベルなクレイジーな3本ショット。
もちろん全て純正Dバックル移植。皆さん個性的デス。そして加工が難しいのバッかり。でもこういうが一番好き。
#FULLBRIDGEstyle
#美意識
お客様大満足でした。
ご用命ありがとうございます。
