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シンガポール、ドバイ、香港など18カ国25支店を展開しているクラウンライン グループ(アジアを中心に、北米、中東へ日本人の方々に引っ越しサービスを提供する海外引越し専門会社)を34年前にシンガポールで立ち上げた創業者の森会長にクロコダイルのBAGや小物をオーダー頂き先日納品してきました。
11ヶ月に渡り、打ち合わせや試作を繰り返し、拘り抜いたクロコダイルのバッグ。 森会長がGYMで使用するクロコダイルのバッグが完成しました。 細部まで、拘り抜いたデザイン。
内側には最高級ピッグスキンスエードを使用。色はパープル/他にも色々な色があります。
写真の見た目より、かなり大きいです。 底部分には、背ワニのクラウン部分を2ヶ使用。 要するに、この ↓ 底部分だけでワニ2匹です。とっても贅沢な仕上がりです。
特別なビンテージ加工されたクロコダイルは、ベルルッティシューズを創造させるカラーリングのクロコダイル。 とても魅力ある大人Richなカラー。
私のデカ背ワニのバックパックと並べても、大きさが大きい事が分かります。 どちらも普通じゃない。ハンパないオーラーを放っています、笑
オーラーがハンパないです。森会長お似合いですね。 これは他では創れないと思います。職人が確実に嫌がります。デザインも難しいです。 でもこういうのがFULLBRIDGEらしいし、私自信が難しいのが好きで楽しいんですけどね。 人を魅了させるモノ創りは簡単ではないですからね。笑 以前森会長にお会いした時。
森会長からは私のデザイン感覚を気に入ってもらっていたので、今回のオーダーはバッグに入れるモノだけを教えてもらい、デザインや色、スタイル、殆どお任せでした。 もちろんこんなモノを考えています的な打ち合わせはさせて頂きました。
先ずは、全体のイメージと雰囲気をざっくりデザイン。次はそのサイズに適当なクロコダイル原皮の調達。クロコダイル原皮は雰囲気が大人Richなビンテージカラーのグリーンブラウンカラーの特別なクロコダイルをチョイス。バイカラーのブラウンクロコダイルでシック&ロングコンセプトでまとめました。 ファスナーは金色をチョイス。
アンダー部分。だだ茶色のクロコダイルといっても沢山あります。
厳選された茶色のクロコダイル。森さんに写真を送り、どれが良いか確認しました。
TOMFORD社でしか使われないBIGサイズのRichなゴールデンファスナー。 この特別なイタリアのファスナーを手配し、やっぱり個性的でセンスが最高に光る。イメージに近づいていく。 もちろんこのイタリアのファスナーもサイズや色、幅、引き手デザインまでオーダー出来るので。 ファスナーメーカー、もちろん森さんとも打ち合わせしました。
今回はGYMバッグなので、シューズ、タオル、トレーニングウエア、プロテイン、サプリメントなどを入れるためかなりの大きさですが、横幅、高さ、カッコイイサイズ感とは??これが一番のポイントです。ここは特に考えました。 色々なモノを手配中の時、マネキンを使って毎日サイズ感を見て考えていました。
ファスナーの位置、ポケットの位置。どこから手を入れて、どうやったら使い易いか?これはお洒落なのか? 他にどんな事が考えられるか?沢山考えました。 試作品が出来上がると、森さんに連絡して、試してもらい個々に微調整や修正したりしながら。 森さんに実際に試作を持ってもらい、身長や体系などから感じる嫌なサイズ感がないか?実際シューズや入れるモノを入れる感覚で中の容量も確認。 色々な角度から見ての最終checkです。この辺りはスタイリストの目線からもプラスして見ていきます。
あとは、私と職人との打ち合わせ。ここが本当に苦労しましたね。 試作品から、本番のクロコダイルへ。また色々な問題が出てくるのです。汗。 クロコダイル皮革の「斑」は、一枚一枚大きさも形状も全く異なります。 パーツ毎に革のどの部分を使用するのかを考えながら手作業で慎重に裁断しています。 これは職人のセンスと経験を必要とする作業です。 また、貴重な素材(今回は特別な色とかなり大きなクロコダイルを使用しているので)を 無駄にしない様にも考えねばなりません。
何度も確認しながら、お互いのセンスと経験、そして私の細部の拘り。職人との対談。 まとまれば早いんですが。なんせ超クロコダイルですので、失敗できません!!笑
こうやって11ヶ月間考えた証、世界にひとつの美しいクロコダイルバッグは完成されました。 完成した時は、森さんに電話で言いましたよ。 『完璧です。ヤバいです。カッコいいです。まじで超カッコいいです。』と。笑 とにかく私が納得しないと、お客様から大満足は頂けないですからね。
森会長ご多忙中の中いつもお時間ありがとうございます。
森会長に納品の時は、なんだか作品を先生に最終確認してもらう生徒の様な気持ちになります。 『おー。うん。うん。おー、いいね。おー。』と。細部まで見るので少しドキドキしています。 森さんの会社HPにも書いてある言葉 『何かを残せ!何かを作れ!何も成し遂げずに、何の為の人生か』 という言葉が心に残ります。 私も思います。 『ロングコンセプトdesignを創造し より多くの魅力ある作品を世界へ残せ!!』
森会長は、また日本語情報誌「J+PLUS」や東南アジアで唯一の日本語ラジオ放送「FM96.3 J+Plus Radio」など、東南アジア在住日本人に向けた情報を発信する「COMM」も設立、現在CEOを務める。 www.crownline.jp