↑ファスナー修理完成後。
ファスナーテープ(基布)に合わせ、ステッチ(糸)も青に変更。
↑↓使い方や毎日の使う頻度によって個人差はありますが、クロコの引き手はやがて切れ、ファスナーのスライダーからムシが外れ、ファスナーとしての機能はなくなり、ファスナーの交換になります。コバは摩擦や経年変化でインクが無くなり、芯材等が断面で見えてしまっています。
↑コバ(切り目)仕上げの方が修理をする際にも修復しやすく、綺麗に修復すればコバも綺麗に復活します。ですので当社の仕上げはガルーシャ以外はコバ(切り目)仕上げで仕上げています。安価な商品はヘリ返し仕上げが多いです。ヘリ返し仕上げはコバ仕上げと比べると約1/3くらいの作業時間で製作完成出来ます。高いモノ、時間を費やしたモノには理由があります。
↑↓こちらはファースト納品した際の写真です。当初はステッチ(糸)はネイビーでした。
↑ヘビーユーズになったので今回は金物の引き手(とブリッジはゴールド、その他はマットブラック)にしました。この辺りの金具色のコーディネートは私にお任せでした。
↑もちろんファスナーはイタリア製FULLBRIDGE別注で、テープ(基布)は最高級仕上げの丈夫なグログランです。
コバもやり直ししたので綺麗になりました。新品まではいきませんが、ファスナーを交換して雰囲気も大分変わり、充分まだまだ使えるコインケースに生まれ変わりました。