↑今回のフルオーダーカスタムストラップ・マルチカラーオーストリッチ/レインボー蛍光カラーコバ仕上げ、スペシャルミックスカラーコーディネート・カスタムストラップ装着後の写真。
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先ずは時計本体の話。
2019年2月、スウォッチは革新的な自動巻きモデルの「フライマジック」をリリースしました。ベースとなったのは、自動巻きの「システム51」。しかし、これは今までのモデルとはまったく別物です。搭載する新型ヒゲゼンマイに用いられる「Nivachron™」は、機械式時計の在り方を変えるほどのインパクトを持っている。
純正ストラップはラバータイプと革タイプの2タイプが準備されていました。
2019年2月に発売された世界限定のレアなスウォッチ社のシステム51・フライマジックが早くも2nd カスタム・ストラップで入庫し完成しました。
(3色展開・世界限定各色500本)
※日本入荷は各色15本・計45本
パワーリザーブ約90時間・SS製
直径45mm・厚さ15.8mm・30m防水
世界限定500本・18万円(税別)
Swatchでこの金額はかなりの高価格帯ですが、内容を理解するととてもお買い得感がある金額設定です。Swatch(ウォッチグループ)はとても大きな時計グループです。こういった事が容易に出来るのもグループ化をした時計メーカーだからだと私は思ってしまいます。
世界3大時計グループはスウォッチグループ・リシュモングループ・LVMHグループの3グループです。
Swatchグループは3つの時計グループにおいて一番始めに業界のグループ化に特化した資本巨大化企業であり、その当時に銀座のイベントで私は大きな看板にSwatchグループの傘下のブランドが刻まれていたのを思い出します。なぜグループ化が進行したのかと言うと若者の時計離れやスマートフォンの普及とApple Watchの世界的な流行普及によりクォーツショックが始まりました。よって縮小傾向にあった優秀かつ歴史や技術が多いスイス時計業界を買収することで母体は安定し再編する事が出来ました。
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買収というとあまり聞こえはよくないと思う方もいると思いますが、内容次第では全くの好条件が準備され多くなる事もあります。各時計ブランドは海外巨大資本の傘下に入ることで、安定した基盤供給の中で時計製造を安心して経営が行うことが可能となる大きな基本メリットがあります。
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現代社会で高級腕時計を製造マニュファクチュールしていくには、時計の原価だけでなく、広告費や開発費にも莫大なコストが掛かるため巨大資本によるグループ化は避けられない事なのだと思います。
コバ色は蛍光カラーで調色。とあるメーカーから蛍光コバインクが発売されているが、私は合わなく不採用となりました。コバ向けの蛍光カラーは調色が難しいです。こちらも本家がヤらない事、出来ない事、そしてマルチカラーコーディネートは世界的に流行っているがセンスとコーディネートが必須。
今回のコーディネートは全てお任せでした。
大人の色気と遊び心。ステッチもレアな蛍光カラーです。もちろん手縫いサドルステッチ仕上げです。手縫い糸もスペシャルな蛍光カラーステッチで丁寧にテンションを変えて縫い目を美しく仕上げ、拘り抜いています。
裏地もオーストリッチ、クイルマーク、フルポイントの最高級仕上げ。同じ色は使いません。まだまだオーストリッチもコバ色も他にありますし調色も出来ますが、またお任せカラーコーディネートにはある程度考える日数を頂きます。適当ではない適当なコーディネート、そしてロングコンセプト x ラグジュアリー x 真の唯一無二な仕上がりを心掛け目指し考えます。
途中でコバインクの件で他社製のを使ったり、私のコバインク調色(社外秘)を使ったりしたので、予定仕上がり納期より遅れてしまいました。
やはり世界的に見ても事例のない事は、私が時間を掛けて調査しないと分からない事(仕上がった時にどう思うか?)がありますので納得、理解、結果が分かるまで時間が掛かります。やり直しと分かると、どうしてもまた時間が追加されてしまいます。
でも時間を掛けて満足がいき、カッコ良く綺麗に仕上がった時には、諦めずやり直しして時間が追加で掛かってしまったが、完成を見るとやってよかったと思います。
ご用命ありがとうございます。