ヴォーエプソン : 黒色
糸色(ステッチ) : パープル系
コバ インク色: (糸色同色系)/マット.パープル系
カード段 : 計12室+2室/FULLBRIDGEdesign
カード段の1番下は収入印紙や切手等を入れるポケットを設けました。打ち合わせ時お客様からのご指定です。
今回使用した革はVeau Epsom(ヴォーエプソン)と言われる革でエルメスの財布や鞄に使われる素材で上質なフランス産の牛革を厳選し使用しました。ほどよい張り感と耐久性と独自の光沢感を併せ持つ、型押しレザーで最もポピュラーで人気の高い種類です。雄の仔牛の革に細かな革目の型押しが施されており整った美しい表情が特徴的です。
ノブレッサカーフと同じ型押しの模様となりますが、風合いはより革らしい雰囲気があります。
型押しの模様は若干ノブレッサカーフよりもはっきりしています。そのクオリティの高さから有名ブランドも多く採用しており、エルメスやブルガリなどのトップメゾンも顧客先に名を連ねております。
また適度な張り感があり、そのかっちりした質感からドレッシーでフォーマルなスタイルにも似合うレザーアイテムとしても人気です。 型くずれしにくいため、その美しいフォルムを長く味わうことができます。ほかの素材とくらべて軽量で持ち歩きやすく、傷擦れしにくい、そして耐水性が高いことも大きな人気と特徴があります。
型押しは、革の表面を均一的な熱と圧力でプレスをすることにより、革に表情をつけ、傷つきにくい、汚れにくい、変形しにくい、などの耐久性を高めているのが特徴です。 フォルムの美しさを崩さず持てる素材としてヴォー・エプソンはエルメスで多く各アイテムに採用されている素材です。
こちらのデザインや仕様等はお客様と打ち合わせして紙幣200万入って、カード室に全てカードを入れて閉めた時に“く”の字にならない様にと言うところも細かくサイズ、デザイン等も含め決めました。
箔押し金型は全てフルオーダーメイドワンオフ制作しました。どこに押すのかも全てお客様と打合せしました。少し悩んだり決めたりするのもフルオーダーの醍醐味です。
全てコバ(切り目)仕上げです。インクを塗って→乾かして→磨く。を何度も繰り返ししてコバ面はやっと整ってきますので労を費やすところです。
小銭入れのファスナーはイタリア製FULLBRIDGE別注のファスナーです。色々な色、種類がありますのでファスナーのコーディネート打ち合わせだけでも、お洒落なお客様は楽しいと思います。
ご用命ありがとうございます。