純正はラバーストラップが付いています。アーバンテイスト・上級者・個性的にするにはこのヤボったいラバーストラップは安っぽくダサすぎる。全くもって不要である。軽さやスポーティーさを求めるのであれば笑
裏地にもクロコダイル。
色っぽく落ち着いた色気にする為、明るめのネイビーのマットクロコダイルをチョイス。
コバインクはハッキリとした青色が強いネイビーで調色。
お客様が何かワンポイントでステッチを入れたいと打ち合わせでお話していたので、このLとVをミックスさせたイメージで提案しました。当初はコバインクをイエローにする予定でしたが、ストラップが完成して時計本体に合わせると、コバインクはイエローではないと思い、お客様に連絡。『黒か裏地に合わせネイビーですかね?』と連絡しましたが、回答はコバ色は任せると言われました。
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コバインクのネイビーも調色して私が色も作りますが、塗って乾くと、ちょっとネイビー感がダーク過ぎて暗い。。
青を多く入れて分かりやすい青っぽいネイビー色に調色し直しました。
ストラップにはあえてステッチは入れませんでした。入れると折角の背ワニの強さ雰囲気が損なうからです。入れなかったからこそ、LとVの間の子のイエローステッチがセンス良く映えています。
そんなにLVの時計に詳しくない人が見たら、『ボコボコした黒い革ベルトが付いたこういうモデルなんだ、イエローのステッチが利いててカッコイイなー!!』と思うでしょう。
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分かる人が『そんなストラップ、純正でないから!』って大きく驚けば良いstyleがFULLBRIDGE styleなのです。
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これこそが長い間飽きない完成されたロングコンセプトデザイン+本物の唯一無二なスタイルなのです。然り気無いけど、分かる人が十分に大きく気づく。このあたりが個性的な大人の男心を擽ります。こんなストラップを余裕な感じでさらっと付けていたら、数分話したら変態過ぎて、すぐ仲良くなっちゃいますね笑。
因みにこのLVのストラップ交換は普通の人、普通のプロショップでもなかなか出来るところはないです。外すのに手間がかかり難しいので確実に断ると思います。簡単には外れないし、取り付ける事も難しいタイプですので、良く考えて、良く調べてから、気を付けて交換してください。
LVMHグループは時計の名門ゼニス社を傘下にして、時計の機械、機構やデザインのノウハウを手に入れたので裏スケから見える機械や動きも綺麗で超本格的で本物です。カバン屋が作った時計では、ETAムーブメントをブチこんでも、そこまでぶっ飛んだ金額では高くは売れないので、資金力があるからこそ出来る強気な機械式時計とお値段です。
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ルイ・ヴィトンが時計製造をスタートさせたのは2002年ですね。もちろんルイヴィトンのテーマ『旅』をイメージした「タンブールコレクション」や、キューブが回転することで時を示す「スピンタイム」など、他にはないデザインや綺麗な機能ともに独特のスタイルを確立しています。時計愛好家からも熱い注目を集めてきました。この人気を背景に2014年に時計製造アトリエ(もちろんジュネーブに)「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を設立。
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新作などはアトリエの職人がゼロから企画・開発しており、すべてのパーツをジュネーブシールの厳格な基準に従って設計することからスタートしました。
現在Louis Vuittonでは超複雑機械式時計Tourbillon(トゥールビヨン)やミニッツリピーター(MinuteRepeater)が付いた超高額(3,000万くらい)のモデルも存在しますからね。
話が長くなるのでこの辺で割愛致します。。